コーヒーの歴史編②つづき
どうも、よく利用するコーヒーチェーン店はドトールの196です。
前回はヨーロッパのコーヒー文化の広がりを紹介しました。
コーヒーは多くの西洋人を魅了したわけですが、その人々の中には私たちも良く知っている著名人が多くいるのです。
今回は、その著名人とその人のコーヒーに対するこだわりについて触れていきたいと思います。
まず1人目は、
第5交響曲「運命」や第9などを作曲したことで知られるドイツの作曲家
彼は毎朝コーヒーを飲むほどのコーヒー愛好家であり
彼のコーヒーを淹れるときのこだわりが
『コーヒー豆は必ず60粒』というものでした。
さらにそれをトルコ式のコーヒーミルで挽いてからドリップで丁寧に淹れてたそうです。
まあ、その60粒というのは重さで言うと約10g(現在のコーヒーショップ等で勧めている分量)で、
そのうえ、そのコーヒー豆は選別したものです。(今で言うハンドピックと呼ばれる欠点のある豆を手で取り除く高度な作業に近いかも?)
以上の事を行なっているあたり、コーヒーに対する熱意が人一倍強い人だったということが良くわかりますね!
2人目も作曲家で『音楽の父』と称された人物、
バッハ。
バッハは昼夜問わず数十杯のコーヒーを1日に飲んでいたとされています。
さらに教会のオルガン奏者でもあったバッハは、音楽を神にだけではなく、コーヒーを飲む人々にも捧げようと、活動拠点をコーヒーハウスに広げました。
終いには遺品のリストには楽譜や楽器の他に、5つのコーヒーポットとコーヒーカップ類が含まれていたなど、生涯を音楽とコーヒーと共に生きた人物だったと想像することができます。
3人目はフランスの革命家であり、皇帝に即位した
ナポレオン。
彼は類稀なる指導力と戦略で革命をもたらしたわけですが、その背景にはコーヒーの存在があったとされています。
ナポレオンはフランス軍にコーヒーを支給したことで兵士の士気を上げることに成功したり、
イギリスにダメージを与えようと「大陸封鎖」を行い、フランス統治下の領地に一切コーヒーを流通させなかったことがあります。
(結果、大陸封鎖の政策が市民を苦しめることになったため失脚につながるのですが…)
それだけでも充分な愛飲家というのはわかるのに、驚きなのが、コーヒーに関する名言を残しているということです。
"強いコーヒーをたっぷり飲めば目がさめる。
コーヒーは暖かさと不思議な力と、心地よき苦痛を与えてくれる。
余は無感よりも、苦痛を好みたい。"
(ナポレオン ボナパルト)
さすが、革命家と言わずにはいられない強烈なコメントですよね(笑)
コーヒーってここまで人を動かせる飲み物なんですね。
もちろんコーヒーに影響を受けた人物はまだまだいます。
それは日本人も例外ではありません。
ということで、次回はいよいよコーヒーが日本にやってきます…