こぽこぽの木

明日から使えるコーヒーの知識等を紹介していくブログ

コーヒーの歴史番外編

どうも、コーヒー酔いに定評のある196です。

 

前回の記事でコーヒーの歴史編はとりあえず終了…

 

だったのですが、コーヒーの発祥について、付け加えたい要素があったので番外編として記事にしたいと思います。

 

 

実は、コーヒーの生い立ちについての有名な伝説は2つあります。

 

それは、

私が記事にした、キリスト教国での説『ヤギ飼いのカルディの話(エチオピア起源説)』と

今回ピックアップするイスラム教国の説『僧侶シェーク・オマルの話(アラビア起源説)』です。

 

 

カルディの説はイスラエルやシリアと隣接しているレバノン共和国言語学ファウスト・ナイロニの「眠りを知らない修道院」(1671年)に記されています。

 

一方、シェーク・オマルの説は、イスラム教のアブダル・カディの「コーヒー由来書」(1587年)に記されているものです。

 

 

 

 

 

時は13世紀のイエメン。

 

僧侶のシェーク・オマルは無実の罪で町を追放されてしまいます。

 

食べ物がなく、疲れ果てながらも山の中をふらふら歩いていると、

一羽の鳥が赤い木の実をついばんでは陽気にさえずっているのを見つけました。

 

あの実を食べれば元気が出るかもしれないと思ったオマルは、試しに赤い実を摘んで煮る事にしました。

 

飲んでみると、疲れがあっという間に消え去って、不思議と力が湧いてくるのです。

 

その後、医者でもある彼は病人に赤い実の煮汁を処方することで、人々の命を救い、罪を取り消されました。

 

その町はコーヒー発祥の地ともされ、豆の名前にもなっている「モカ」。

(粋な喫茶店なんかのメニューで見たことがある方も多いのでは?)

 

オマルは、この地名をとって「モカの守護聖人」と呼ばれているそうです。

 

 

 

 

まあ、こういう歴史を書いてて思うのが、コーヒーの成分としてよく知られるカフェインの効能が約800年も前から知られていたということに驚かされます。

 

あと、最近ではコーヒーの持つ効果が健康やダイエットに良いなんてこともメディアが発信していたりしてますが、昔は薬として処方されていたという事実があるのなら納得できますよね!

 

 

 

 

ということで、コーヒーの歴史編はひとまず終了です!

 

お疲れ様でした!